K2E 為せば成る

ある夫婦の3児の子育て日記が主です。色々な出来事のなかで、備忘録として、また読む方の役に立つようなお話も載せて行きたいと思っています。

人生初の「戦力外通告」 妻と子供3人にあばあちゃん…さてどうするか

一時期、いろいろな感情が入り混じって混乱していた。

そのために、今回の件を上手く記事にできる自信がなく、アップするかどうか迷った…しかし、やはりアップすることにした。

人生初の体験だったし、自分の感情と状況を忘れないように残しておきたいと思ったからだ。正直、コミカルでもないし、とても重い内容だ。このブログには合わないカラーだろう。

それでも、これもまた、読んでくださる方々の役に立てるかもしれない。

戦力外通告

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先週行われた毎月恒例の本社会議の後、会社のトップから言い渡された。

簡潔に言えば、私の治める部署の売り上げが悪いから来春に閉める可能性が非常に高い、とのことだ。

しかし、この9月の売り上げで改善できれば、継続していくことも考えられるとも付け加えていた。

だが、独特な職種ゆえにその可能性はほぼない。

そして、”閉める”ということを視野に入れて、ここ1~2ヶ月の間に進退を考えてほしいとのことだった。この言葉には「会社に残る」という選択肢もあるように聞こえるが、残念ながら極めて小さな会社だから私が残るポストなどあるはずもない。

厳密に言えば、残るという道も選択肢としてないことはないだろう。しかし、大幅な減給を受け入れて、あってないような業務をこなしていくことになると容易に想像できる。

妻は働けるとしても、子供3人とおばあちゃんを抱えて減給されて、今後生活していけるはずもない。これもおそらく、会社の計算に入っているに違いない。そんな状況から、減給してまで残るはずがないと…

腫れ物感・異物感

会社にとって、私の存在はそんなところだろう。

私が入る前の社内と言えば、トップが決めることが全てであり、さらに一貫性もなく行き当たりばったりで、かつ社員の意見の入る余地もないといった有様だったそうだ。日本人らしいといえば日本人らしい。しかし、私が入ったことで、それが少しずつ変わってしまった…僅か1年足らずで。

もちろん、私一人で意見をぶつけていたわけではない。同僚の一部と共にだ…しかし、社員が意見をぶつけるようになったきっかけが、私の入社だったと捉えても間違いではないと思う。むしろその方が、私としては自分自身に価値を見出せるというものだ。

 

私はそれなりに営業力のある営業マンだった。社員100人超の中小企業での営業経験があるが、そこで毎月トップ5に入ることはさほど難しくはなかった。

(今では、できる限り営業は避けたいと思っている。だって、もう10円ハゲとか血吐くとか嫌なんだもの💦)

だからこそ、職種は関係なくある程度の数字を上げる自信がある。

そして今回の職場でも、立地の割には売上を上げている方だと自負している。これは同僚も認めるところだ。他の人間ではこうはいかないだろう。因みに顧客数は昨年比、約1.4倍に上がっている。しかも、しっかりと毎月顧客数は伸びているのである。

では、なぜ閉めるような状況になったのか。原因は明白だ…だって人がほとんど通らないんだもの💦 開いている時間に2~3人しか前を通らないような立地では、お客さんを取り込むことは容易いことではない。さらにそこから顧客を得ねば売り上げが立たないのである。

閉めることになった他の要因はまだある。今夏は他の部署の売り上げが軒並み下がっている…全体でおそらく4割は減少していると計算できる。これが締めるきっかけになったのは間違いない。ケツを持たされたと捉えることもできる…ウチには子供が3人もいるのに~💦

会社からすれば、売上の悪い部署と腫れ物を同時に処分するチャンスとなったわけだ。逃す手はないだろう…

本当の理由

戦力外通告の本当の理由…売上の悪い部署の長だからというのは表向きで、社内の空気を変えたきっかけ(私)を排除して、以前の状況に戻したいというのが真の理由に思える。

件の会議における発言だ。

「売上の上がってる部署は、私の言うことを聞いているから上がっている。なぜ他の部署は言う通りにしない!?」

会社が欲しい人材は、上の指示をそのまま受け取り行動する人間だと確信した。単にYes manが欲しいのだ。所詮極小規模の会社だから悪くはない…着地点が現状維持であれば、決して悪くない。だが、さらなる会社の成長を目指すが故に「私」を入社させたのではなかったのか。

 

私は「違う」と思えば、その根拠も併せて口に出して伝えて”しまう”。もちろん言葉は選ぶが、その際は立場はあまり気にしない。さらに、周りを巻き込みながらより良い方法を明示して”しまう”。結果、下が上の考えを超えて”しまう”のだろう…

私がいなければ、以前の空気に戻るのは間違いないと思う。自分の考えをアピールする…そのきっかけを作る人材は残念ながらもういない。

”もう”というのは、以前は居たのだ。しかし、会社の理不尽な方針・行動によって退職してしまった。会社の今夏の大不振は、彼が退職したことが根本的な原因である。

 

でもね、もうそんな原因なんてどうでも良いのさ…

だって、戦力外だもの💦

気持ち

戦力外通告を受けた当初は、やっぱりショックだった。もっと具体的に言えば、非常に”惨めな”気持ちだった。

 

「惨め」…”見ていられないほどにあわれなこと。なんとも情けないこと”

 

見ていられないほどのあわれさって💦 現代では、なかなかに体験できる気持ちではないと思う。

でも、そんな言葉がとてもしっくりくる。

 

次にやって来た気持ちは、怒り…かな。

でも、「ぶっ千切れる」ってほどの怒りには達しなかった。妻によると私はとても短気らしいが、もっと「怒る」ことは多々あるし、過去には何度も何度もあった。

そして今。早く次のステージへ行きたい…というのが本音。

私が現在勤めている職種は少々独特だ。人との関りが絶対的に欠かせない。その関りに配慮すると、すぐに転職という訳にもいかないのが現状だ。

その関りをしっかりと、そしてゆっくりと、心と記憶に刻みながら次のステージを模索しようと考えている。

つまり…

退職の意思を固めたことになる。

どうせ安月給だったし、上がる見込みもない会社だ。次を見つけさえすれば、なんの問題もない。

見つからなかったら…というのが、唯一の不安点だが、正式な退職まではまだまだ時間がある。もちろんのんびり考えているわけではないが、私には十分すぎる時間だと思う。それは、主観的に見ても客観的に見ても、決して大げさではないだろう。

早々に動く

十分な時間があるとはいえ、所詮アラフォー。これまでと同じようにスムーズに決まるとは限らない。そのため、早めに転職活動を開始した。

まずは転職サイトへの登録から。

これでスカウト等が来ればラッキーだが、まぁその可能性は低いと想定。こういったケースでは、芳しくない方の想定をして、それをもとに行動するのがセオリーだ。その方が柔軟な思考・行動につながる…私だけかしら?

次に、横のつながりを生かす。

とは言っても、人付き合いは上手ではないので限られてしまうのだが…それでもアドバイスをくれる方は少なくないはずだ。

そして、時間はまだ十分にあるので、プロのエージェントによるサポートも受けてみたいと考えている。そのため、いろいろな転職サイトに登録する予定だ。

因みに、今このブログを書いていて気付いたのだが、転職はもちろんながら「起業」という案も悪くないだろう。資金はないけれど💦

今後の見通し

残念ながら、まだまだ始まったばかりで見通しは立っていない。

(子供3人におばあちゃん抱えて…大丈夫だろうか💦)

しかし、なんだか絶望的って感じもしない。むしろ、安月給から抜け出すチャンスではないかと考えている。

ちょっと楽観的過ぎるかもしれないが、こういったメンタル面はとくに前向きにとらえるべきと思う。気力さえも失ってしまったら、もう何も行動することができないだろうから。

また動きがあれば、記事をアップしようと思う。

 

今回の記事はいかがったでしょうか⁉️

日常をコミカルに書こうとしています。自分たちの子育てを通して、読んでくれる方々のお役に立てればと思っています。

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